【重賞予想】スプリンターズS(G1)の予想・(2023.10.1)

競馬予想

2023年10月1日(日)に中山競馬場で開催されるスプリンターズS(G1)の重賞展望、レース傾向、予想を行っていきます。

2023年秋のG1シリーズ開幕!

開幕戦だからこそ当てて秋のG1シリーズの弾みをつけていきたいですね。

スプリンターズS2023のレース展望

スプリンターズSの出馬表

枠順としては面白い並びになりました。

逃げる可能性のあるテイエムスパーダ、ジャスパークローネ、モズメイメイ、マッドクールともに枠としてはそれぞれが理想的な枠順。展開的にはこの4頭のどれかが引っ張る流れは想定できるけど、いったいどの馬が逃げるのか?そこが展開面でのポイントにはなりそうです。

過去20年の脚質別成績

脚質別成績勝率連対率複勝率単勝回収率複勝率
逃げ4-3-1-1220.0%35.0%40.0%160.5%107.0%
先行5-8-5-517.2%18.8%26.1%85.9%116.4%
差し9-7-7-1096.8%12.1%17.4%65.1%64.7%
追込2-2-7-872.0%4.1%11.2%10.5%70.7%

基本的には逃げ・先行馬を狙うレース。差し・追い込み馬同士で連対したレースは過去20年を見てもない。今年においては逃げ馬が揃っており、それらの出方次第では差し・追い込み馬が絡む可能性は高いが、それでも馬券内に絡んでくるのは1頭と読んで馬券を組み立てていくべきか。

過去20年の枠順別成績

枠順別成績勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠2-2-5-305.1%10.3%23.1%63.3%190.5%
2枠1-5-3-312.5%15.0%22.5%13.3%111.3%
3枠1-1-4-342.5%5.0%15.0%21.3%76.3%
4枠5-3-0-3212.5%20.0%20.0%109.5%60.5%
5枠4-3-0-3210.3%17.9%17.9%58.5%43.3%
6枠0-2-3-350.0%5.0%12.5%0.0%42.3%
7枠5-2-4-2912.5%17.5%27.5%79.0%74.8%
8枠2-2-1-364.9%9.8%12.2%124.1%46.8%

過去20年の開催を見ると外枠の成績が良い(6枠だけは未勝利)。ただし、近年は外枠よりも内枠の馬が馬券に絡む傾向が特に強いので、表のように外枠有利の傾向ではないのは抑えておきたい。

レース当日の天気

土日ともに雨は降らないので良馬場で開催される可能性が高い。先週は土曜日が重馬場、日曜日が稍重から良馬場に変わっていて、芝レースは逃げ馬が馬券に絡む傾向が強かった。

先週の中山芝レースの逃げ馬の成績

土曜日:1-2-1-2
日曜日:1-2-1-2

日曜9Rの木更津特別(2勝クラス・芝1600m)では12番人気センタースリールが逃げ切り勝ち。時計は1:33.8で走破しており、時計は比較的速い傾向に今週はなりそうです。

スプリンターズSの予想 S評価

S評価:アグリ 想定2番人気

ポイント

  • セントウルSは前残り馬場で差して2着
  • スプリンターとしての自在性あり
  • 安田隆調教師のラストスプリンターズS

前走セントウルS(G2)は、これまでとは違う後方からの競馬。後ろからでも上がり最速33.4秒の脚を使えることが分かったのは収穫。今回、先行馬が多く展開ペース次第では差しにまわっても自信持って乗れることは鞍上にとっても心強い。スタートは悪くない馬なので、好スタートで先団に取り付いても競馬ができるので自在性がある。新短距離王の誕生に期待。初の中山1200mに対応できれば勝ち負け必至。

S評価:ママコチャ 想定5番人気

ポイント

  • スプリンターズS得意の川田騎手
  • 好調教馬
  • 金子真人×川田将雅は勝負の乗り替わり

距離短縮して臨んだ前走の北九州記念(G3)はレースの流れに乗って2着。初のスプリント線と考えたらここに向けては合格点の内容。調教も動いており、最終追切は栗東坂路で川田騎手を背に52.5-37.8-24.0-11.6(末強め)と手応えよく併せたアステロイドベル(3勝クラス)を抜き去る。動きも良くて好調を持続している。

また、馬主の金子真人と川田将雅騎手のコンビは、過去10年で9-4-0-5よ勝率50%、連対率・複勝率72%と勝負手。鮫島克駿騎手とここ2戦手が合っていたが、この乗り替わりは勝負の乗り替わり。勝ちにきている。

スプリンターズSの予想 A評価

A評価:ジャスパークローネ 想定6番人気

ポイント

  • 逃げ有力
  • 重賞連勝の勢い
  • 中山1200m得意

CBC賞(G3)・北九州記念(G3)連勝でサマースプリント王者の座を射止めた快速馬。テンの速さだけならメンバー中随一なだけに、この馬が逃げを主張してくると予想。仮に内のテイエムスパーダが出脚がつかずで、モズメイメイの武豊騎手が番手に控えたりしてマイペースで逃げた場合は逃げ残りが濃厚。

過去のスプリンターズSを見ても前で残る馬が穴をあけるケースもあるし、今の充実ぶりなら悲願のG1初制覇も期待できる。中山1200m[2-0-1-0]と結果を残しているのも心強い。テンのスピードでそのまま押し切るイメージもある。

A評価:ナムラクレア 想定1番人気

ポイント

  • 安定感抜群
  • 高松宮記念2着
  • 馬場不問

最内枠となったがどこからでも自分の競馬ができる馬なので枠はどこでもよかった。昨年のスプリンターズSは、浜中騎手がイン前有利にも関わらず外を回して5着。力があれば差し切れた可能性は高いが、その時はまだ3歳。能力で押し切ることはできなかった。4歳になってからは重賞2勝、高松宮記念で2着とスプリント戦では安定した走りを見せている。軸には最適も、良くも悪くも飛びぬけた力があるわけではないのでスムーズな競馬をしたい。不安は浜中騎手のG1での前が壁くらいか。

A評価:ウインマーベル 想定12番人気

ポイント

  • 昨年の3着馬
  • 良馬場なら見直せる
  • 時計勝負得意

前走のキーンランドC16着大敗も敗因馬重馬場につきる。高松宮記念同様に道悪馬場では結果が出せていないので、理想は時計の出る良馬場。調教でも意欲的に攻められており前走大敗で人気を落とすのであれば馬券妙味も加味して狙ってみたい1頭。

A評価:ピクシーナイト 想定8番人気

ポイント

  • 一昨年のスプリンターズS勝ち馬
  • 前走は出遅れがすべて
  • 初ブリンカー

2021年のスプリンターズSの覇者。復帰後はなかなか状態が戻らず前走セントウルSでは高松宮記念と比べたら雲泥の差で良くはなっていたがピーク時には及ばず。それでも前走は出遅れながらも6着と格好はつけたが、やはりまだ精神的な面も含めて全盛期には及ばないようである。この中間、福永調教師が調教に騎乗して臀部にショックウェーブを施したら多少動きが良くなったようで、レース当日にはブリンカーも装着。この陣営の対応が吉と出るかどうか。枠は申し分ないのでスタートを出て好位で進められたら面白い。

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