【競走馬メモ】リバティアイランドの次走・レースコメント・評価

競走馬研究

リバティアイランドの競走馬情報・レースコメントや評価をしているまとめページです。筆者の競馬予想のためのメモです。リバティアイランドのレース後の評価や馬券の買い時を逃さないために記録に残しています。

筆者の主観も多くありますのでご理解ください。

リバティアイランドの次走予定

2023年11月26日(日) ジャパンカップ(G1)に出走して2着

リバティアイランドの現状の分析

史上7頭目の牝馬クラシック三冠馬。世代No.1の実績はさることながら川田将雅が惚れた女。

リバティアイランドの血統

父ドゥラメンテ(父父キングカメハメハ)

母ヤンキーローズ(母父All American)

母ヤンキーローズは、オーストラリアで生産され生涯成績は10戦4勝。主な勝ち鞍は、サイアーズプロデュースS(G1・芝1400m)・スプリングチャンピオンS(G1・芝2000m)最優秀3歳牝馬に輝いた名牝のようです。

実際にレースは見ていないのですが、Wikipediaによると追い込み馬みたいです。

ドゥラメンテ産駒の特徴については、亀谷敬正氏のYouTube動画で紹介されています。

芝中距離&根幹距離(2000m・2400m)を得意としている種牡馬です。

勢いがある時は、昇級戦や相手強化で妙味のあるドゥラメンテ産駒。ジャパンカップは、牝馬3冠を成し遂げて勢いがあるので無事に突破してくれるのではないでしょうか。

競走成績・レースコメント&回顧

2023/11/26 ジャパンカップ(G1) 2着

競馬場距離馬場頭数馬番人気着順タイム上り3F通過
東京芝2400m182222:22.533.9(5)4-4-4-4

レース後の関係者コメント

全力で挑ませていただいた中で、素晴らしい走りをしてくれました。勝った馬はさすが世界一、凄く強かったです。リバティアイランドにとって、素晴らしい経験になりましたし、必ず生きてくると思います(川田将雅騎手)

理想的な流れではありませんでしたが、予想していた展開ではありました。上手に競馬していました。戻ってきて見たら走り切ったという顔をしていました。ほめてあげたいです。イクイノックスはやはり世界一の馬でした。こちらはまだ3歳でこれからです。応援してくださった皆さんに感謝したいと思います(中内田調教師)

メモ:相手が悪すぎた

世界ランキング1位の壁は高すぎた。イクイノックスに4馬身差をつけられての完敗。川田騎手、中内田調教師ともに全力を尽くした結果と認めている。挑戦者として第一番手として2番人気に推されたが、イクイノックス以外には先着を許さずはさすが。これまでイクイノックスが勝つと2着は人気薄が…ということが続いていたが、しっかりと2着という結果を残したことに三冠牝馬の意地が垣間見れた。

まだ3歳。今回斤量差が4kgあり斤量面でも有利に働いたので勝ちまであるかと思ったが、イクイノックスほどの天地を超える強さがあるわけではないことがわかった。

古馬と初対戦としては合格点を陣営は与えているのではないだろうか。

年内はこれが最後だと思うが、来年芝中距離路線の主役を張ることは間違いないと言えるだろう。

パドックの様子

パドックをずっと現地で見ていたが、時折チャカつく様子もあったが終始落ち着いて周回。出来については良くて、オークスの時の方がチャカつく仕草を見せていたように感じる。

2023/10/15 秋華賞(G1) 1着

競馬場距離馬場頭数馬番人気着順タイム上り3F通過
京都芝2000m稍重186112:01.133.6(2)6-7-7-3

パドック  レース映像

レース後の関係者コメント

心から感動しています。(単勝1.1倍という人気だったが)そういう馬ですので、それを皆さんに楽しんでいただくためにリバティはいますから、いつも通り競馬を迎えようというところでした。事前にレースプランは作らず、ゲートを出てから、雰囲気を見ながら、並びを見ながら考えていこうというところで、本当にとてもいい内容で走ってくれていたと思います。直線に向けては進路を作ることだけでしたので、いい形で道中運びながら、スムーズに進路を作れる形になって、ペースも緩かったですし、彼女も行く気になりましたので、ならばこのまま強気に押し切ってしまおうと選択しました。
 無事に自分の能力さえ発揮すれば同世代ではこうやって圧倒的なパフォーマンスが出来る馬ですので、こうして三冠をとったことによって日本の歴史にも名を残すことができることになりましたから、ますます彼女が背負うものは大きくはなりましたが、それにふさわしい馬だと思っています。(最高の誕生日になりましたね、という質問に)ジョッキー生活20年目で、競馬の神様がくれた最大のプレゼントだなと思っています(川田将雅騎手)

ホッとしたのと、やっと目指していた三冠をとれて、関係者には感謝の気持ちで一杯です。競馬場に着いて、テンションが高く心配していましたが、装鞍所、パドックで、いつものリバティアイランドに戻りました。京都のこのコースはトリッキーで、展開に左右される面がありますが、ジョッキーを信じて、彼に一任しようと思いました。外に出した時、さすが将雅だと思いました。ゴールした時は、ホッとした気持ちの方が大きかったです。今後についてはオーナーサイドと相談して決めたいと思います(中内田調教師)

秋華賞後の川田将雅×中内田調教師の対談動画

YouTubeのサントリー公式チャンネルで、川田将雅騎手と中内田調教師の対談動画が公開されています。

そこで牝馬3冠を成し遂げたリバティアイランドの舞台裏エピソードを語られています。

メモ:現役最強牝馬を証明。次がさらに楽しみの出来。

最後、マスクドディーヴァに追い詰められたが、それは大勢決した後のこと。三冠を勝ちにいくうえで、スペースを作り早めに先頭を射程圏に入れてリスクを最小限にした騎乗。安全に運転した。

秋華賞の中間の気配からは、「一度使って変わる馬。次が楽しみ。」と中内田調教師が川田騎手との対談動画で語っている。秋華賞は全力で能力を発揮できる状態ではない中での競馬。

次が楽しみになりました。

調教

(一週前追い切り)栗東CW 川田 82.1-67.1-52.2-37.1-11.7(馬也)

(最終追いきり)栗東CW 川田 81.5-65.9-51.1-35.5-11.0(仕掛)

2023/5/21 優駿牝馬(G1) 1着

競馬場距離馬場頭数馬番人気着順タイム上り3F通過
東京芝2400m185112:23.134.0(1)6-6-6-6

パドック  レース映像

レース後の関係者コメント

リズム良く走ることが出来ました。何より東京への輸送もあり、桜花賞に使ったこともあり、テンションがだいぶ上がっている状況でもありましたので、そこを何とかなだめながら、まだだよという事を伝えながらという所でした。

何より、この馬にかかわる僕以外の方々がとても神経をすり減らし続けたと思いますし、僕は最後の、レースでの手綱であったり、追い切りで少し跨るだけですので、日々の皆さんの積み重ねのもと、この子が沢山の事を学び、二冠馬になってくれたというのが本当にホッとしています。

発走の時に、僕が共同会見の時でもお話ししましたが、2秒待ってほしいというのを競馬場の皆様に聞いて頂いて、安全なスタートを切る事ができましたし、とてもありがたく思いました。そしてレース後の歓声も、この馬が勝つ事を皆さんが期待していたと思いますので、そういう姿を見て、本当に誇らしく思いました。

(直線は)これまでと違うという訳ではなかったのですが、今後のためにもここは2400mをしっかりと走り切って、どれほど走れるかということも試したかったので、差はつく事は分かりましたが、ちょっと馬の動きを求めてみました。

無事に春二冠をとることが出来ましたので、本当に無事に次のレースに向かっていけたらと思いますので、この馬が走る所が決まりましたら、そこに楽しみを持って待って頂ければと思いますし、またしっかり応援してあげて頂けたらと思っています(川田騎手)

正直なところ、ほっとしたというのが一番です。これだけの馬を管理させてもらって、大きな舞台で皆さんの期待に応えたいという思いがありました。

桜花賞を一度使われていい体になっていましたし、いい意味でピリッとしてきたので、こちらとしては順調にレースまで持っていくだけだと思っていました。レースまでは比較的落ち着いていたのですが、ところどころでテンションが上がるところがありました。それでもテンションが上がりつつも落ち着いてくれていたので、しっかりしている馬だと思いました。

道中はいいリズムで走っていると感じました。直線で脚をのばせるいいポジションに持っていってくれていたので、あとはひと伸びするだけだと思っていました。(距離に関して)戦前はもちろん不安はありましたし、やってみないとわからないところはありましたが、しっかりと2400mを走りきってくれました。

今後については、まずは馬の無事を確認してからですが、二冠を取らせていただき、この馬にしかない資格がありますので、そこを目指して行きたいと思います。どこまで良くなるのだろうという期待しかないですし、それを阻害しないように育てていくのが我々の仕事だと思っています(中内田調教師)

メモ:同世代に敵なし

桜花賞までの過程でもオークスを見据えた調整をしてきたリバティアイランド陣営。桜花賞とは違い、パドックでは気合も出してテンションも高かったが、レースでは終始ラチ沿いを走り直線で外に出されてからも待つ余裕がありゴーサインで鞭を入れると一気に加速。まだまだ余裕のある走りに見えた。

前半1000m60.0秒とレースは流れた方で、その中で桜花賞とは違い6番手と前目のポジションを追走。揉まれることもなかったので余力たっぷりに直線を迎えた。

「このレースをジャパンカップで走るために試した」と後に川田騎手がコメントしているので、最後の1F鞭を入れて追ったのも先を見据えてのものだったようです。とりあえず現世代の牝馬には敵はいないのは確かですね。

当日は現地でパドックを見ていました。終始気合乗りもよく、落ち着いてパドックを周回していました。

桜花賞の時に気相乗りが悪くてボーっとしていた川田騎手がコメントしていましたが、オークスの時はそんな様子はなくて終始落ち着いて周回。仕上がりもよく適度な発汗はあって、とにかく血管がバキバキに浮き出てて仕上がりの良さは明白。

調教

(一週前追い切り)栗東CW 助手 89.1-71.9-55.3-39.1-11.9(馬也)

(最終追いきり)栗東CW 川田 83.2-68.0-52.4-36.7-10.8(仕掛)

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

TOP